鈴木 真実哉

プロフィール

(すずき・まみや)早稲田大学政治経済学部経済学科卒。同大学大学院経済学研究科博士後期過程単位取得後退学。聖学院大学政治経済学部教授等を経て、現在、ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ経営成功学部ディーン。主な著書に『格差社会で日本は勝つ』(幸福の科学出版)などがある。

安倍自民党は、10日公示となる衆院選の公約として「アベノミクスの完遂」を掲げています。アベノミクスは順調であり、それを今後も押し進めるということのようです。しかし、経済がよくなった実感を持っている日本人はどれだけいるでしょうか。

ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ経営成功学部ディーンの鈴木真実哉氏に、アベノミクスの現状について聞きました。

実感のないものを景気とは言わない

政府が、「いざなぎ景気」を超える景気回復をしているかもしれないと発表しています。こうした発表を元に、安倍首相も解散を発表する時に、「アベノミクス三本の矢を放つことで日本経済の停滞を打破し、マイナスからプラス成長へと大きく転換することができました」と語っています。

この言い方には、大きなごまかしが含まれています。