イラスト:菊池としを

2017年10月号記事

新・過去世物語 人は生まれ変わる

児玉源太郎の過去世

児玉 源太郎

プロフィール

(こだま・げんたろう)1852年~1906年。山口県出身の軍人。明治陸軍の近代化を図り、国土防衛体制を整備したほか、台湾総督として行政改革と産業の振興を行い、後の発展の基盤を築いた。日露戦争では満州軍総参謀長として奉天会戦を勝利に導いただけでなく、講和の要所を見定める重要な役割を果たした。

人は、何度も生まれ変わりながら、魂を磨き、人格を向上させていく永遠の存在。その生まれ変わりの過程は、一人ひとりの個性によって彩られた物語となる。幸福の科学の霊査で明らかになった著名人の「過去世」をひもとけば、時を超えて輝く魂の性質が見えてくる。(文中敬称略)

北朝鮮が「核の小型化」に成功し、日本を狙う200発以上のミサイルに核弾頭を搭載できることが明らかになった。北朝鮮の大陸間弾道ミサイルがアメリカ本土に届くようになれば、頼みの綱であるアメリカの「核の傘」もないに等しい。そうなるのも時間の問題だ。

これは、かつての元寇や日露戦争に匹敵する亡国の危機である。

そこで今回は、日露戦争で指揮をとり、当時世界最強と謳われたロシア陸軍を破った、児玉源太郎を取り上げてみたい。

明治維新前夜の1852(嘉永5)年、児玉は長州藩の支藩である徳山藩(現在の山口県周南市)に生まれた。16歳のころ戊辰戦争で幕府軍と戦い、維新後、18歳で下士官になる。

44歳で当時最年少の中将となり、参謀、部隊指揮官、軍政のいずれにおいても傑出した仕事をしている。陸相、内相、台湾総督を務め、行政家としても卓越した手腕を発揮。

没後は故郷・周南市に児玉神社(旧邸跡)が建てられ、遺徳が偲ばれている。

次ページからのポイント

過去世は秀吉と戦った将軍?

二人が後世まで人々に慕われる理由は?