博報堂DYメディアパートナーズ 「メディア定点調査2017」時系列分析より編集部作成

日本の「情報化社会」が、一つの折り返し地点を迎えています。

博報堂DYメディアパートナーズのメディア環境研究所が、このほど発表した「メディア定点調査2017」によると、増え続けていた日本人のメディア接触時間が、大きく減少に転じました。

特に注目すべきは、調査開始以来、ずっと増え続けていた「携帯・スマホ」の接触時間が、初めて微減したことです。

他にも、「テレビ」「ラジオ」「新聞」「雑誌」のほぼ全てのメディアの接触時間が減り、1日当たりの週平均のメディア総接触時間は昨年の393.8分から378.0分に減少しました。

1日あたり接触時間が3時間以上の「ヘビー接触層」の比率も減ったことが分かりました。

これまで、メディアに流れる情報量が増え、スマホの普及などで情報も取りやすくなり、情報の無料化が進むに伴い、人々のメディア接触時間も、増え続けてきました。しかしここに来て、そのトレンドに大きな変化が起きています。