時間をあやつる宇宙人? 映画「メッセージ」がまもなく公開

 

《本記事のポイント》

  • 宇宙人とのファーストコンタクトを描いたハリウッド映画がまもなく公開
  • 描かれているのは時間をあやつれる宇宙人
  • 光速を超えて宇宙航行することは困難だが不可能ではない

 

宇宙人とのファーストコンタクトを描いた映画「メッセージ」が、5月19日(金)から全国公開となる。

 

突如、巨大な宇宙船が地球上の数カ所に降り立ち、世界中が大騒ぎになる。アメリカの言語学者ルイーズ(エイミー・アダムス)は、軍からの依頼で、宇宙人が地球にやってきた目的を知るため、言語の解読をすることに。

 

宇宙人と接触し、彼らの描く「文字」の解読に没頭するうち、ルイーズは、時間が逆行するような奇妙な錯覚を覚えるようになる。文字の解読は進むものの彼らの目的がはっきりしない中、宇宙船と対峙する各国は互いに疑心暗鬼に陥り――。

 

 

宇宙人とのファーストコンタクトが戦争とは限らない

ハリウッド映画で宇宙人とのファーストコンタクトというと、多くが「宇宙人との戦争」という展開になるが、本作は違う。

 

まずはコミュニケーションを試み、そうした中で様々なトラブルが起きてくるというストーリーで、描かれている地球人の心理や行動には、実際に宇宙船がやってきたらそうなるだろうなぁと思えるリアリティがある。

 

本欄でも以前紹介したとおり、1990年代前半にイギリス国防省でUFO情報の分析をしていたUFO研究者ニック・ポープ氏も、本作に対し、「私が英国防省でUFOの情報分析をしていたとき、英国は宇宙人が実際に現れた時のことを想定してはいなかったが、この映画を見た人は、そういう想定もしておいたほうがいいと思うかもしれない」とレビューしている(英ニュースサイト「i News」)。

 

 

「時間」の感覚が地球人とは違う!?

本作で興味深いのは、この宇宙人が、「時間」について地球人とは違った感覚を持っているという設定だ。詳細はネタバレになってしまうため控えるが、「時間」は、宇宙航行を現実として考えた場合、避けては通れないテーマ。

 

というのも、地球に似た惑星が次々と発見されている現在、学術界でも、「広い宇宙のどこかには宇宙人は存在する」と考える人は多い。しかし、相対性理論で光の速度を超えることは困難だとされているため、「宇宙人が地球に来ることはあり得ない」というのが"常識"とされている。

 

しかし、この映画に登場する宇宙人のように、「過去から未来へと一方向に進み、逆流することはない」という地球人的な時間とは違う「時間」を生きている生命体がいるとしたら?

 

時間をあやつれるならば、光速を超えられないという"常識"は、あっという間に崩れ去ってしまう。

 

 

光速を超えることは困難だが不可能ではない

また、相対性理論の上でも、ある特殊な状況下では光速を超えることができるとされている。問題は、光速を超えるために必要なエネルギーが、現時点の地球では不可能なほど膨大だということだ。

 

アメリカの物理学者で『パラレルワールド―11次元の宇宙から超空間へ』などの著者であるミチオ・カク氏は、自身のサイトの中で、初めて物理学と熱力学の点から宇宙文明を分析したロシアの宇宙物理学者ニコライ・カルダシェフを紹介している。カダルシェフは、文明の進化の度合いをエネルギーの利用料で測る指標(カダルシェフ・スケール)を発表したことで知られている。

 

カダルシェフ・スケール

タイプ1:自分の惑星のエネルギーを活用できるレベル……天候やハリケーン、火山や地震なども操作できる段階。

 

タイプ2:恒星系(太陽系なら、太陽+地球以外の惑星)のエネルギーを活用できるレベル……太陽フレアのエネルギーを活用したりできる段階。

 

タイプ3:銀河のエネルギーを活用できるレベル……スターウォーズに出てくる帝国のように、銀河そのものを植民地化でき、数多くの恒星からエネルギーを得る段階。

 

地球は、といえば、まだタイプ1にも達していない。しかも、タイプ1では光速を超えることはできず、それが可能になるのはレベル2とレベル3だという。

 

カク氏も、「もし、時空間を曲げるのに十分なエネルギーが達成されたら、惑星間航行はもう無視できない問題となるだろう」と述べている。光速を超えることは困難ではあるが、不可能ではないのだ。

 

 

映画には宇宙情報が紛れている!?

前出のニック・ポープ氏をはじめ、元カナダ国防相のポール・ヘリヤー氏などの元政府高官が、すでに主要国政府は宇宙人と接触していることを発表し続けている。

 

もちろんアメリカ政府は認めていないが、もし、すでに宇宙人と接触していて、来るべき大規模なファーストコンタクトに備えるとしたら、エンターテインメントを通して伝えるのが最良の方法だろう。

 

映画「メッセージ」にも、もしかしたら、本物の宇宙情報が紛れ込んでいるかもしれない。

(大塚紘子)

 

【映画情報】

監督/ドゥニ・ヴィルヌーヴ 脚本/エリック・ハイセラー 原作/テッド・チャン(『あなたの人生の物語』ハヤカワ文庫刊) 出演/エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカーほか

5月19日(金) 全国ロードショー

配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

映画オフィシャルサイト:http://www.message-movie.jp/

 

【関連記事】

2016年11月21日付本欄 米映画が想定する「宇宙語の解析とコミュニケーション」

http://the-liberty.com/article.php?item_id=12214

 

2015年6月23日付本欄 6/24はUFOの日 宇宙人とのコンタクトに備える【UFO後進国日本の目を覚まそう!】

http://the-liberty.com/article.php?item_id=9785

 

2015年5月22日付本欄 今覚えておきたいUFOについて「公然」と語る世界の政府関係者【UFO後進国日本の目を覚まそう!】

http://the-liberty.com/article.php?item_id=9677

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