香港では、3月の行政長官選挙で、予定通り中国政府の支援を受けていた林鄭月娥(キャリー・ラム)氏が当選し、着実に中国の影響力が強まっている。加えて、選挙翌日には、行政長官の就任日7月1日のデモをけん制するためか、香港警察は「公衆妨害罪」等の罪で戴耀廷(ベニー・タイ)氏を始めとする雨傘革命のリーダーたちを起訴する方針を発表した。

こうした香港の現状について、米国営メディア「ボイス・オブ・アメリカ」の香港支部のジャーナリスト、アイリス・トン氏に聞いた。