安倍晋三首相は、"天才的な政治家"かもしれません。

今や、「アベノミクスが上手くいっている」と言う新聞は一つもありません。物価は、政権発足当初に約束した2%に遠く及ばず、賃金(実質)も伸び悩んでいます。政権の唯一の「目玉」が沈んでいます。

森友学園問題での野党の追及も、激しいものがありました。あれほど大きな政治スキャンダルは、近年なかなか見たことがありません。

それにも関わらず、安倍政権の支持率はここ最近、60%前後で推移しています。これは、2013年に政権が発足した時と同じという、高い水準です。

なぜこのような現象が起きているのか。そこには、安倍政権の巧みな「消去法戦法」があります。