釈量子の志士奮迅 [特別編] - 「わが街の日本一」は何ですか? 地方創生の「突破口」を探る

釈量子の志士奮迅 [特別編] - 「わが街の日本一」は何ですか? 地方創生の「突破口」を探る

左から、菅さとみ、釈党首、はしづめかよこ

 

2017年4月号記事

 

 

釈量子の志士奮迅

 

特別編

 

「わが街の日本一」は何ですか?

地方創生の「突破口」を探る

 

「地方創生」のヒントを得るべく、宮崎県国富町で活動している橋詰賀代子さんと、大分県の佐伯市で活動している菅さとみさんに、お話を聞きました。

 

 

幸福実現党 党首

釈 量子

(しゃく・りょうこ) 1969年、東京都生まれ。國學院大學文学部史学科卒。大手企業勤務を経て、幸福の科学に入局。本誌編集部、常務理事などを歴任。2013年7月から幸福実現党党首。 釈量子 公式ブログ shaku-ryoko.net/

 

幸福実現党
大分県佐伯市で活動中

菅さとみ

(すが・さとみ)1967年、大分県佐伯市上浦生まれ。東雲中学校、臼杵商業高校卒。介護職員を務める。3児の母。うち2児が発達障害。

 

幸福実現党
宮崎県国富町で活動中

はしづめかよこ

(橋詰賀代子)1966年、宮崎県国富町生まれ。県立本庄高等学校卒。宮崎交通のバスガイドなどを経て、現在はセラピスト。4児の母。

釈党首(以下、釈): 全国を回っていると、多くの方が「愛する街が、あっという間に衰退していく」寂しさを訴えてこられます。各地域でも、こうした声は聞きますか?

 

はしづめかよこ(以下、は): 宮崎県国富町では、皆が「なんとか元気にしないといけない」って思っています。特に「国富町は隣の綾町に行く通過点」という意識が強いです。綾町はJリーグのキャンプ誘致をするなどの町興しに成功しています。町外の方に「国富町ってどこ?」と聞かれた時は、「綾町の隣」と答えたら分かるくらいなので……。

 

釈党首(以下、釈): まずは自分たちで、地域の魅力を発見したいですね。それでこそ、「街が衰え、人が減り、仕事が減る」悪循環を逆転させる突破口が見えてきます。

 

 

まず町民が町の魅力を知る

は: 私は30年前に地元・国富町を出て、全国各地で子育てや仕事をして、1年前に戻ってきました。だからこそ、国富町がいかに魅力的なのか、よく分かるんです。

 国富町は「古墳の町」で、学校のグラウンドの裏や、畑の中など、あちこちに古墳があります。全部で57基(国指定以外も含めると100基以上)もあるんです。

 日本三大薬師である「法華嶽薬師寺」というお寺もあります。そこには、日本一のグラススキー・ゲレンデもあります。

 夜は星がきれいで、日の出も美しい。水もおいしくて、人も温かい。「この町に来たら、地域活動によく参加するようになって、『人が変わった』と知り合いに驚かれた」という方もいます。

 地元でも「やっぱり国富町は何もないよね」と言う人がいますが、そんなことはありません。

 

釈: 都会の人から見たら、非常に魅力的ですね。

 

は: 実は私、宮崎交通のバスガイドをしていたことがあるんです。その経験を活かし、国富町の"自称・観光大使"として、「てげぇいっちゃが国富町!(すごくいんだよ国富町は)」というPR活動を始めています。地域の皆様に、国富の魅力をお伝えしつつ、皆様が思っておられる「こうしたら町が元気になるのでは」という声を、拾って歩いています。

 こうした経験や活動の中で見えてきたのは、PRだけでは不十分だということです。町にはお店が少なくて、私たちも町外に出て買い物をしないと必要なものが揃いません。見所はあっても、飲食をしたり、泊まったりする場所が少ないと、観光客って来ないんですよね。

 

 内外へのPRも、商業施設の整備などをセットで行うことで、効果を発揮するはずです。

 

 町役場の方と話していても、「ぜひ県外で仕事や子育てをしてきた経験を活かして町を盛り上げてほしい」と言われます。全力で、国富町を「再生日本一」の町にしていこうと思います。

 

宮崎・はしづめかよこの国富ビジョン

地域活性! 国富パワー

特産品を生み、地域活動を活性化

 

国を豊かにする人材を育てる

いじめを撲滅し、郷土愛を育む

 

温かいハートの詰まった町

高齢者に優しく、安心して子育てができる町へ

 

 

地方創生を女性の力で

釈: 地域の声を拾うという意味では、女性の役割は大きいように思います。

 地方衰退の大きな原因は、子供を生み・育てる女性が減っていることです。それにもかかわらず、地方議員は女性の割合が全国で10%前後と、少ないことが問題視されています。

 

は: 国富町の議員も、13人中、女性はお一人しかいないんです。

 

菅さとみ(以下、菅): 大分県佐伯市の議員も、定数26人の中で、女性はお一人だけ。そこに心細さを持っておられる方は多いです。私は、女性が特に大事に考えている、学校教育に一つ新しい風を吹かせたいと思っています。

 実は私の息子が、ADHD(注意欠陥・多動性障害)と診断されていました。小学校時代も気持ちの切り替えができずに、学校で大騒ぎすることが何度もあったんです。周りから「あそこの子は馬鹿やから」と白い目で見られていました。

 大分大学でADHDについて研究している先生がいて、よく電話で相談していました。「息子さんも悪くない」「お母さんも悪くない」と言ってくれて、いつも電話越しで泣いていました。

 ある日、学校から呼び出されて行くと、子供が保健室でぐったりして寝ているんです。手首には、教頭先生がつかんだ跡のあざがありました。校長先生・教頭先生方が大変なお怒りで、「おとなしくなる薬を飲ませてくれ」と言ってきました。「薬なんて飲ませられません」と言うと、「あなたはそれでも母親ですか!?」って……。

 子どもが大騒ぎをするのは、周りがADHDの子への対処を知らないだけなんです。間違った対応をすれば、さらに暴れます。  やむなく私は、息子を休ませることにしたのですが、その間に先生が何度も家庭訪問に来るんです。「登校拒否ってことですか?」と聞いてくるので、「そうではありません」と言うと、"安心"して帰って行かれました。

 このことを、大分大学の先生に話したら、「私が学校の教師にADHDについて教えてやる」とかんかんに怒って、学校に乗り込んでくださいました。

 その後、息子は無事に卒業しました。後から聞いたのですが、その小学校はそれから、発達障害児を受け入れる先進校になって、校区外からも児童が来て、他校からも先生の見学者がたくさん来ているそうです。

 その後息子は、周りの強い意向で、いったん支援学校に入ることになったのですが、私は「この子は通常学級でやっていける」と強く信じていたので、支援学校から通常学級に戻したんです。大分県内で初のケースで、驚かれました。今、息子は通常学級を無事卒業し、東京で就職が決まっています。

 

 

佐伯市を教育先進地域に

菅: 「発達障害」だと診断された子でも、先生が対応の仕方を知っていれば、通常学級で学ぶことができます。そうすれば、自立する際の選択肢が広がります。

 また全国には、「もしかしたらうちの子は発達障害かも」「支援学校に行ったほうがいいのかも」と不安に思っているお母さん方がたくさんいます。一般に「グレーゾーンの子」などとも言うのですが、学校の先生が彼らへの接し方を勉強して個性を認めてくれるようになれば、安心して学校に行かせられるようになります。

 私はこうした悩みを持っておられる方に寄り添う活動をしていきたいと考えています。

 

釈: 先生方も、「自分が扱えないから」と安易に支援学級・支援学校に子どもを任せようとするのではなく、将来を考えて、その子の可能性を引き出してあげてほしいですね。

 佐伯市でモデルをつくることができれば、全国で多くの子どもたちが救われるはずです。

 

大分・菅さとみの佐伯ビジョン

子どもと、子どもの未来を守ります!

「いじめ防止条例」の制定

 すべての人を活かす地域一体となった教育システム

 

地元を愛し、地元で働く若者支援

若者の雇用を増やす企業誘致を働きかけます

 

生涯現役社会を実現します!

定年後もイキイキ働けるしくみづくり

 

 

地域を救う若者を育てる

釈: 地域は、その特性を磨き出すことで、いくらでも発展させられます。よく「水産や農業に魅力がなくて若者が離れていく」とも言われていますが、そうとは言い切れません。

 私が以前訪ねた日本の最北端・北海道猿払村では、「子供のなりたい職業」トップが漁師です。かつては「貧乏見たけりゃ猿払村へ行きな」と言われるほどの寒村でしたが、昭和46年から、当時の村長と漁協組合長が決死の覚悟で買った、ホタテの稚貝の放流を開始。3年後から一躍ホタテの名産地になりました。

 今では何と、全国市区町村所得ランキングで、港区と千代田区に次いで、全国3位(2015年度)だというから驚きです。

 創意工夫と覚悟で、最も貧しい村が、最も豊かな村に変わってしまうんです。

 地方創生の鍵は、「人づくり」です。まずは各地の学校に「どうすれば地域の強みや特産品で、稼ぐことができるか」を考える企業家教育を入れていくべきだと思います。

 さらには、郷土愛を育てる教育も必要です。大分も宮崎も、「古事記」など神話の舞台で、私も本当に大事な場所だと思っています。しかし地元の方に話を聞くと、知らない人も多いようです。

 企業家精神と郷土愛を持った若者の中から、「よし! いっちょやったるか」と地域発展に尽力する人が数人でも出てくれば、地方創生の突破口が、見つかるはずです。

 地方創生は、「わが街の日本一」を磨き、競い合うもの。政治は「可能性の芸術」とも言われますが、「これで終わらせんぞ!」とわくわくしながら地域を盛り上げていきたいですね。

 

は・菅: 頑張ってまいります!

タグ: 2017年4月号記事  幸福実現党  釈量子  菅さとみ  はしづめかよこ  地方創生  

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