4~5月のフランス大統領選に向け、各党の動きが活発化しています。

「この選挙戦は、グローバル主義者と愛国主義者の戦いだ」――。「自国第一」を前面に出し、支持を拡大している極右政党・国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン党首は、5日の決起大会で、そう訴えました。

「仏大統領選の第1回投票で誰に投票するか」についての最新の世論調査によると、第1位はFNのルペン党首(極右)で25%、第2位は無所属のエマニュエル・マクロン前経済相(中道)で22%、第3位は共和党のフランソワ・フィヨン元首相(中道右派)で20%でした(4日の仏調査機関BVAセールスフォースによる調査)。

本欄では、注目のフランス大統領選を今後ウォッチしていく上でのポイントをまとめます。