東京・築地市場の移転先となっている豊洲市場で、地下水調査が行われ、その結果が14日、発表されました。地下から地下水を採取した201カ所のうち、72カ所で環境基準を上回る有害物質が検出されました。

基準値を超えたのは、ベンゼン、ヒ素、シアン。ベンゼンは35カ所で最大79倍、ヒ素は20カ所で最大3.8倍、検出されてはならないシアンは39カ所で検出されました。豊洲市場は、東京ガスの工場跡地に立っており、東京都が跡地を買い取った後、土壌汚染対策を行っていましたが、一部が残っていた可能性があるといいます。

本欄では、各紙で報じられている関係者の意見を紹介しながら、この問題について考えてみます。