本欄では「消費税を上げても、景気が冷え込んで、むしろ税収が減ってしまう」と何度も指摘してきました。

そして消費税が8%に上がってから、実際に消費が冷え込み、企業が値下げを始め(デフレ)、各企業の収益も悪くなったために、政府の税収も7年ぶりに下がり始めました。

そこで編集部に、こんなお問い合わせやリクエストが増えてきました。

「なぜ、それでも政府やメディアは、消費税を元に戻そうと言わないのですか?」

今回は、そんな根強い「増税派」の思考回路をご紹介いたします。

(1) 「1997年からの不況は外国のせい」説