米国児童連盟委員長のベッツィー・デボス氏が、アメリカのトランプ新政権の教育長官に起用される見通しです。閣僚に登用される女性の一人として、注目を集めています。

デボス氏は、自動車部品の工場を営む実業家、エドガー・プリンス氏の娘として生まれました。そして日用品などを手掛けるアムウェイ創業家の2代目、ディック・デボス氏と結婚。米フォーブス誌によると、デボス一族の資産総額は、54億ドル(約6136億円)に上るといいます。

彼女は、共和党の有力な支持者かつ献金者でもあり、1996年から2000年には、ミシガン州の共和党委員長を務めました。そして2004年のジョージ・ブッシュ元大統領の再選時には、資金集めで貢献。2016年の大統領選の共和党候補指名争いでは、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事らを支持してきました。

この記事では、デボス氏の思想背景について解説します。デボス氏の考えを知ることは、トランプ氏の教育政策の方針を知ることにつながります。