消費税率を現在の8%から10%へと引き上げる時期を2017年4月から19年10月に再延期する税制改正関連法がこのほど、参院本会議で可決、成立しました。今回の再延期で、飲食料品への軽減税率など、消費増税に合わせて調整していた他の税制見直しも見送ることになりました。

本欄では、安倍政権の経済政策「アベノミクス」が始まって以来の、消費税をめぐる動向を大まかに振り返り、改めて増税してはいけない理由を考えます。