3日付け読売新聞ほか各紙は、米航空宇宙局(NASA)が2日、生命に適した環境を持つ可能性がある太陽系外の惑星54個を宇宙望遠鏡ケプラーで発見したと発表した。 地球のように生命を宿すことができる惑星は予想以上に多い可能性が高まった。

ケプラーは2009年にNASAが打ち上げ、白鳥座と琴座の間の領域を観測。惑星が前を横切ることによる恒星の光の微妙な変化を観測するもの。

1235個の惑星候補を特定し、そのうち54個が熱すぎず冷たすぎず、液体の水が存在して生命に適していると推定。なかでも5個は地球に近い大きさだという。この5個の惑星と恒星との距離は、いずれも水が液体で存在できる範囲にあることから、生命が存在する可能性もあるという。

昨年末にNASAは地球外生命体の存在を証拠づけるとする発表を行い、猛毒ヒ素を取り込んで生きる新細菌を示したが、今になってあわてて宇宙生命体(宇宙人)の存在に関する情報を開示しはじめたかのように見える。明らかに宇宙人の情報を握りながら、ウィキリークスの情報開示に遅れては沽券にかかわるということだろうか。NASAの名誉にかけて、小出しに出さざるを得ない事情が垣間見えてくる。(ア)

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