道州制の区割りには、いろいろな案が存在する。図は自民党の道州制推進本部が発表している案のひとつ。

激辛ジャッジ第2回

前回は地域主権を唱える方々とは真っ向から対立するような論点を掲げて、多くの異論を恐れずに、地域主権論は、結果として国家主権を侵害する国家解体論に行き着くとまで指摘しました。いかがだったでしょうか。また、「その地域主権を唱える者は、地域主権の原理主義者とも呼べる存在であり、その言論からけっして目を離してはならない」と論じましたから、むしろ逆にこちらの方が推進派の方々からチェックされるようになるかもしれません。

とは言え、単なる反対のための反対、批判のための批判では意味がありません。できるだけ論拠を掲げて、地域主権の危険性に対して、建設的批判を試みるのが紳士的な態度と言うものでしょう。

【エターナル・アジテーター】

首都圏在住の50 代男性。「プロテストする精神」をモットーに、時代の傍観者ではなく当事者として発言することを自らの使命と心得、市井の立場から新聞や言論雑誌への投稿、マスメディア報道に対する意見・クレーム発信などの活動を展開している。趣味はブックオフの105円コーナーで良書を見つけること。