天皇陛下の81歳の誕生日を祝う一般参賀。写真:AP/アフロ

2016年10月号記事

編集長コラム Monthly Column

皇室を永続的に守る方法

――陛下の「お気持ち」に応えるには


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「全身全霊をもって象徴の務めを果たしていく」

今上陛下の「お気持ち」の表明は、「象徴天皇」への深い思い入れを感じさせた。同時に、象徴天皇の役割が「常に途切れることなく、安定的に続いていく」ことを強く望まれていた。

天皇陛下が「玉音放送」のような極めて異例の手段をとられたことを重く受け止め、皇室の安定的な未来をどう開いていくかを一国民として考えたい。

次ページからのポイント

皇位危機の二つのパターン

「象徴」対「元首」

皇室を守る憲法改正案