EUのトップが会議で「宇宙人」に言及したとして、海外メディアで話題を呼んだ。

イギリスのEU脱退に際して、EU首脳会議が6月に開かれた。物議を醸しているのは、欧州委員会の委員長であり、実質的なEUのトップであるジャン・クロード・ユンケル氏の発言である。ユンケル委員長はEU首脳会議において、「他の惑星のリーダーたちがイギリス離脱を懸念している」と発言し、話題を呼んでいる。 氏の発言は以下の通りだ。

「遠くから我々を観察している人々が心配していることを知るべきです」

「私は、何人もの他惑星のリーダーと会い、話をしてきました。彼らはEUが今後どのような岐路を辿るのか心配しています」

「ですから、ヨーロッパの人々と、我々を遠くから観察している人々、そのどちらも安心させる必要があるのです」(7月7日付 英エクスプレス紙電子版)

ユンケル委員長は、はっきりと「他の惑星のリーダー」と述べ、しかも彼らと交流していると明言した。

世界での「宇宙人研究」

EUのトップが「宇宙人」について発言したことに、日本人は驚くかもしれない。しかし、オバマ大統領やヒラリー・クリントン氏、ホワイトハウス高官、元イギリス政府高官などは、幾度となく「宇宙人」や「UFO」に関する発言を繰り返しており、その発言は広く報道されている。

それに加えて、先進国を中心に、宇宙人を探す学術研究、"SETI(地球外知的生命探査)"が進められている。アメリカでは、ハーバード大学やカリフォルニア大学バークレー校など、多くの大学がSETIプロジェクトに携わっており、大々的に研究が行われている。一方で、日本のSETI研究はかなり遅れており、研究者も少ないのが現状だ。

国防上の案件でもあるUFO調査

また、各国政府はUFOについて、国防や航空の安全を守る観点からも調査している。米軍では「宇宙人が襲来した際の作戦」が検討されていると、関係者がテレビ番組などでたびたび語っているほか、軍人にはUFOを目撃したら報告する義務がある。

国防上の問題となり得るUFOを政府が真剣に調査しようとしない姿勢には、日本の国防意識の低さが表れているのではないか。

真の科学的精神に欠ける日本

世界から見て、日本の宇宙人研究、UFO研究はかなり遅れている。未知なるものにチャレンジすることをやめ、あまつさえ、未知なるものを全て否定するような姿勢は、「科学的」であるとは言い難い。UFO現象を受け止め、論理的に検証することが、真の科学的精神である。

「UFO後進国」日本で、UFOや宇宙人に関するニュースが当たり前に取り上げられることを期待する。(片)

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