スマートフォン用アプリ、「ポケモンGO」の日本国内での配信が始まりました。

どんなゲームかというと……スマホ片手に街を歩いていると、実際の情景を移した画面の中に、ポケモンが現われる。それを捕まえたり、交換したり、バトルしたりできる。スマホの位置情報を使っており、お店や公園など、珍しいポケモンが出現するスポットもある。大雑把に言うと、こんなゲームです。

NYセントラルパークにプレーヤーが殺到

同ゲームが先行配信された海外では、ものすごい社会現象となっています。

ニューヨーク・セントラルパークや、オーストラリア・オペラハウスの前に、「ポケモン探し」をする人々が殺到するなど、異様な風景が話題を呼びました。

スマホカメラを覗き込みながら人々が街中を歩き回る仕組みに、中国やロシア、サウジアラビアなどが国家機密漏えいを警戒する反応も……。

もちろん、「歩きスマホ」「スマホ依存症」が増えてしまうのでは、という危惧はありますし、今後も議論されるでしょう。

ただ、このゲームの開発秘話には、仕事などで重要なアイデア発想のヒントが隠されているのも事実です。今回は、その「ヒット学」という側面から分析してみます。

「ポケモンGo」が生まれた瞬間