近年は、何かにつけて、「格差是正」の議論が盛り上がります。
自民、民進、共産などの政策を見ていると、格差是正に重点を置いた政策ばかり。保育士の待遇改善や、正規・非正規の賃金格差をなくす「同一労働・同一賃金」など、どの政党がより多くばらまけるか、を競っているかのようです。
最近では、パナマの法律事務所の内部文書の流出により、タックスヘイブン(租税回避地)を利用して、資産隠しをしていた政治家や著名人、巨大企業の名前が見つかり、話題になりました。
また、昨年は、トマ・ピケティというフランスの経済学者が、資産を持つ人と持たない人の格差をなくす必要性を説く本『21世紀の資本』を発表し、世界中でベストセラーとなり、一世を風靡しました。
そんな「格差」について、これから紹介する質問に、あなたならどう答えますか?
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――金持ちはいい暮らしをしてるのに、俺らサラリーマンは一向に暮らしが楽にならない。こんなの不公平だ! 金持ちから税金をたくさんとれば、日本の財政問題も解決するんだろ!?
行き過ぎた格差是正こそ、不公平です。
時代を先読みして、他の人にできないものをつくり出したり、一生懸命働いた人が豊かになるのは、当然です。これは「付加価値の差」なんです。一生懸命働いても、働かなくても、もらえるお金の量が同じだったら、あなただって働くモチベーションが持てなくないですか?
――例えばデンマークでは、医療費も無料、教育費も無料、高齢者サービスも充実しているらしいじゃないか。まさに地上の天国だ! 日本ももっと社会保障を充実するべきだ。