中国江蘇省南京市にある南京大虐殺記念館。写真:Imaginechina/アフロ
2016年7月号記事
ユネスコ記憶遺産
なぜ登録されたのか?
いまだに誰も知らない中国の「南京文書」の全容
ユネスコ記憶遺産に登録された「南京大虐殺文書」。
このほど幸福実現党の調査により、重大な事実が判明した。
(編集部 山下格史、山本慧)
昨年10月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の記憶遺産に「中国の南京大虐殺文書」(以下、南京文書)が登録された。
南京大虐殺とは、日中戦争の最中であった1937年12月、中国の国民党軍が守る南京城を日本軍が攻撃し、最大30万人を殺したと言われる事件。戦後、日本軍の残虐さを示す事件として喧伝されてきたが、日本の研究により、嘘の歴史であることが分かっている。
この嘘の歴史の登録で日本の名誉が貶められた"悪夢"から8カ月が経つ今、この問題を調査している幸福実現党により、このほど新たに2つの重大な問題が判明した。
まず、現在も中国は、登録した「南京文書」の全容を提出しておらず、ユネスコも日本政府も、全容を把握していないという点。
そして、日本政府が昨年、中国の公文書館を訪れ、資料の一部を入手したものの、その資料も虐殺を示すものではなかったという点だ。
中国は全資料を揃えずに申請
新たに分かった「南京文書」
政府見解が登録の決め手
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