撮影協力/幸福実現党党首 釈量子、木下ちひろ、木下奏、木下陽仁

2016年6月号記事

愛してるから、黙ってられない。

女性が損をしないための3つの政策

保育所不足、暮らしの環境、そして国どうしの戦争など、

世の中には、自分一人ではどうにもならない問題がある。

それを解決するのが政治の使命だ。

今まで、女性の声は国会に届かないことが多かった。

だが、「これっておかしいんじゃない?」「どうにかならないの」という

声が集まれば政治を変える大きな力になっていく。

家族や友だち、そして日本を愛しているから

政治を変えるために、声を上げよう。

Part 1

「保育園落ちた」をなくす方法  p.22へ

Part 2

「戦争リスク」をなくす方法  p.28へ

Part 3

「満員電車・狭い家」をなくす方法  p.36へ


contents


Part 1

補助金に頼らない!

「保育園落ちた」をなくす方法

「保育園落ちた、日本死ね」のブログで保育所に入れない子供、

「待機児童」の問題に注目が集まった。

実際、ママたちは保育所探しで疲れ果てている。

だが、税金で保育所を増やせば解決するのだろうか。

(編集部 小川佳世子、山本泉)

保育所がない

東京都江戸川区に住むデザイナーの山内美由紀さん(仮名・43歳)は、子供が1歳になるころ、保育所探しを始めた。

「家計も楽じゃないので、本格的に仕事を再開しようと保育所を調べたら、1歳から預けるのはほぼ無理と分かりました」

どうしても保育所に預けたかったため、役所に書類とともに、嘆願書も提出。出産後も自宅で仕事をしていた実績もあり、認可保育所(以下、認可)に預けることができた。

「認可保育所」とは、多額の税金が投入されているため、利用料が安く、サービスも手厚い保育所だ。多くのママが利用を望んでいるが、受け入れの人数は限られている。

東京都品川区に住む安原愛さん(仮名・31歳)は、認可に落とされ続けた。非正規社員のため、フルタイムで働く正社員が優先されるからだ。

「品川区では、正社員でも認可に入れないことがあります。仕方なく、認可外の保育所に預けています」

認可外の場合、保育料が月10万円に達することもある。「早く認可に入りたいです」と少し疲れた顔で語る。

東京都港区の保育所の園長だった斎藤春美さん(仮名・38歳)は、必死で保育所を探すママたちを数多く見てきた。

「あるママさんに『私より後に予約した人が入園するらしいけど、どうなっているの!』と迫られたこともあります」

奥さんの給料がすべて保育料に消えても、認可に決まるまで、高額の認可外で我慢する家庭も多いという。

「今は、一度仕事をやめたら、同じ条件で再就職することは難しいですから、保育所に入れるかどうかは死活問題なんです」

次ページからのポイント

不平等な仕組み

自民党・民進党・共産党・幸福実現党などの政策

選択肢を増やす