ロシアのプーチン政権が、旧ソ連を構成していた国同士で起きている紛争の停戦・和平交渉を主導している。

アゼルバイジャン(以下、アゼル)とアルメニアは、ロシアやトルコ、イランに囲まれた旧ソ連の構成国。1日以降、両国の間に位置するナゴルノカラバフ自治州を巡って、武力衝突が起きていた。

プーチン大統領は5日、両国の大統領と電話で話し、仲介を表明。メドベージェフ首相も7~8日、アゼルとアルメニアを訪問し、ラブロフ外相も7日にアゼルを訪れた。外相は「停戦はおおむね守られている」と発言した。(8日付日経新聞)

アゼルとアルメニアは5日、停戦で合意したが、停戦違反を非難し合う不安定な状態。ロシアが、その不安定な両国を仲介している形だ。