本州の真ん中に位置する岐阜県。1995年に世界遺産に登録された白川郷、日本3大名湯の一つである下呂温泉など、魅力的な観光名所は多い。特に岐阜城は、戦国武将である織田信長の天下取りの足がかりとなった城として知られている。

自然と歴史を併せ持つこの地をさらに発展させようとしているのが、同県加茂郡出身の、幸福実現党の加納有輝彦氏だ。

加納氏は6日、岐阜県庁で記者会見を開き、今夏に行われる参院選に幸福実現党の公認候補として出馬することを表明した。

会見で加納氏は、「今の政治家に必要なのは、嘘をつかない勇気を持つこと」と、赤心の大切さについて語る。同氏は50歳を過ぎた後、アルバイトや派遣社員を経験しながらも政治活動を続けたという。落選を恐れるあまり有権者に嘘をつくくらいならば、働きながらでも日本のためになる政策を訴え続ける覚悟だ。

リニア開通と国際人材の輩出を目指す

加納氏が掲げる政策で特に注目したいのが(1)「増税ではなく減税」、(2)「規制緩和で新しい仕事の創造」、(3)「リニア新幹線の開通・国際人として活躍できる人材の輩出」の3つ。

  • (1)安い税金で国を発展させることこそ政治の王道。マイナンバーの廃止を含めた抜本的改革を行う。

  • (2)日本には元々定年退職という概念はなかった。新しい仕事の創造をなし、働きたい人は75歳まで働ける「生涯現役社会」を実現する。

  • (3)リニア中央新幹線岐阜県駅(中津川市)を基点に、経済・文教特区を制定し、航空宇宙産業、ロボット産業・大学などを誘致し、先端科学技術都市を建設する。義務教育に神話(古事記)と、美濃が生んだ著名な儒学者・佐藤一斎の「言志四録」の素読を取り入れるなど。

その他、幸福実現党が訴え続けている、原発再稼働、自虐史観の払拭、TPPの推進などについても語った。

岐阜県から、嘘のない政治、地域創生の新しいモデルが発信されるか注目したい。

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幸福の科学出版 『心を練る 佐藤一斎の霊言』 大川隆法著

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