1月、破壊されたイエメンの首都サヌア。イスラム教スンニ派のサウジアラビアが主導し、イエメン内のシーア派の反政府勢に対して空爆した。写真:ロイター/アフロ
2016年4月号記事
話題の本
『正義の法』が10倍分かる
宗教対立を解決するヒント
家庭や企業に置き換えて考える
ニュースを見て、「中東の宗教対立は何とかならないの?」と考える人は多いはず。
話題の本『正義の法』には、「何とかする方法」が示されています。
同書の論点をベースに、問題の本質を理解していきましょう。
中東を舞台に、さまざまな価値観が複雑にぶつかり合っています。キリスト教とイスラム教、同じイスラム教のスンニ派とシーア派など、争いは終わる兆しを見せません。
「宗教があるから戦争が起きる」という考え方について、大川隆法・幸福の科学総裁の2000書目の著書『正義の法』では、こう指摘されています。
「 原理主義のように、もともとの教えを長く守り続けていると、社会が変わってきたときに合わなくなる部分が出てきて、ほかのものとぶつかるようになります 」
外国の宗教の問題は難しいかもしれませんが、この問題を家庭や企業に置きかえると分かりやすくなります(68ページ)。「私の信条はこうだ」「このやり方が正しい」と思っていても、時代や状況が変われば、それが足かせになることもあります。
個人も企業も、常にイノベーション(注)が必要なのです。