このたび、安倍政権の"合言葉"が進化しました。

安倍首相は22日に行った施政方針演説で、「成長と分配の好循環」という言葉を使い始めたことが、話題になっています。

分配は"水詰まり"を取り除く"ポンプ"?

以前まで、安倍首相が折りに触れて使っていた言葉が「成長の好循環」。

その意味は「金融緩和による株高や円安で、企業を潤す。そうすれば自然に、企業は賃金を上げ、新たな設備などの買い物もするので、一般市民も給料が上がる」というものです。

しかし、「成長の好循環」に「分配」という言葉が追加されたのは、企業が利益を内部にためて、お金を使わなかったため、「成長の好循環」が自然に起きなかったので、好循環を強制的に起こすということです。