アメリカ政府が多くのUFO情報を握っているにもかかわらずなかなか公開しないことや、UFO研究が公式に存在しないことなどに対する次なる一手として、自分たちでUFOアクティビティのライブ映像を撮って公開しようという民間部門の技術者グループが現れた。

11月20日付デイリー・メール紙によると、カナダのエンジニア・グループが、低軌道衛星を打ち上げ、地球上空のUFOを探査し、そのライブ映像を公開する計画をたてた。現在、資金調達のための寄付専門サイトで協力を呼び掛けている。

「キューブサット・フォー・ディスクロージャー」と名付けられたこの低軌道衛星には、全方位カメラと放射能の計測器、可能ならレーダーも取り付けられ、地球の上空を監視する。

学生や研究者などが比較的入手しやすい小型の人工衛星キットには、最低5万ドル必要だ。100ドル以上寄付した人には、キューブサットのデータに直接アクセス可能、500ドル以上なら「写真を撮る」といった指示ができる。1万ドル以上の寄付者は、新たなキューブサットのオーナーになれる。

このグループがUFOを真剣に研究すべきと考える根拠は、「複数の国がUFO関連の機密情報を解除し始めていること」「多くの目撃者が、エイリアンテクノロジーとしか思えないUFOの証拠を提示している」という2点だ。

巷にUFO情報があふれる一方で、政府機関や学術の世界に公式な研究はない。先月も、よりアカデミックな研究者たちによるUFO探査のネットワーク構築の計画が伝えられたばかりだが、業を煮やした民間人が資金を一般から募り、自分たちでデータを収集しようとし始めているのだ。

欧米には寄付の文化がある。ネットにも、寄付集めのサイトがあり、過去にも、エイリアン・アブダクションの研究に大きな足跡を残したハーバード大学のジョン・マック博士の映画撮影の資金集めが行われたことがある。

「官」がやらないのなら「民」がやる、とばかりに、欧米のUFO研究者たちはアグレッシブだ。彼らを突き動かすのは、「宇宙の真実を知りたい」という純粋な探究心だろう。(純)

【関連サイト】

映画「UFO学園の秘密」

http://laws-of-universe.hspicturesstudio.jp/

【関連書籍】

幸福の科学出版 『大川隆法の「鎌倉でのUFO招来体験」』

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1569

幸福の科学出版 『ザ・コンタクト すでに始まっている「宇宙時代」の新常識』

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1531

【関連記事】

2015年11月9日付本欄 軌道に乗るか?  UFOの科学的研究がようやく始まる

http://the-liberty.com/article.php?item_id=10441

2015年11月6日付本欄 アカデミー賞長編アニメ部門審査対象に日本から「UFO学園の秘密」他3作品

http://the-liberty.com/article.php?item_id=10430