信仰はがん患者にいい影響を与える――。精神的信念や信仰は、がん患者の肉体的、精神的な健康、社会活動にいい影響を与えるとの医学論文が発表された。雑誌「Cancer」の電子版にこのほど掲載された。

アメリカ・フロリダ州にあるモフィットがんセンターの研究者らは、4万4千人以上のがん患者のデータと、すでに発表された複数の研究のデータを収集。統計的な方法を用いて、精神や宗教ががん患者に与える影響の解析を行った。この研究で、3つのことが明らかになったという。

信仰心を持つ人は、肉体へのがんの影響が少ない

1つ目の結果は、肉体の健康についてだ。高いレベルの精神性や信仰心を持つ人は、肉体的な健康状態がよりよく、がんや治療による肉体的な影響も少なかったという。日常生活を送る能力も高かった。

「精神や信仰が肉体に与えるよい影響は、特に人生の意味や目的、自分を超えるものとの関係をつかんだというような、宗教や精神面での転機を経験している患者に強く見られた」と論文の共同執筆者の1人は述べている。

2つ目の結果は、精神面についてだ。当然ではあるが、精神的に幸福な人は、不安やウツ、苦悩が少なくなっていた。また、神や宗教コミュニティとの関係性が薄れているように感じると、精神的な苦悩が強まるか、幸福感が小さくなっていくという。

3つ目の結果は、社会活動についてだ。幸福感が強く、怒りの神でなく慈悲の神を信じている、または、神は助けに来てくれるという確信を持っている人は、社会との関係を維持できることが多いという。

この論文の共同執筆者(ラストオーサー)であるウェイクフォレスト医学学校のジョン・サルスマン准教授は、「もし医療チームがこれらを試せるなら、より患者中心の治療ができる」と述べている。

「免疫力は信仰の力を持つとかなり上がる」

このように、信仰やよき精神性を持つことは、病気の治療にいい影響を与える。大川隆法・幸福の科学グループ総裁は、信仰の力について以下のように語っている。

「免疫力は、実は、信仰の力、信じる力を持つと、かなり上がってきます。それは本人の意志としての想念の力でもありますが、日々、『仏のため、神のために、菩薩として頑張ろう』と思っていると、強い積極的な善念が体全体に満ちてきて、全細胞にじわじわと行き渡るため、免疫力が高まるのです。そうすると、初期のガンぐらいであれば、すぐに治ってしまいます。免疫力が高まれば、自分でガンと闘って、治してしまうことができるのです」(『心と体のほんとうの関係。』所収)

信仰によってがんが消えたという事例もある。私たちの「心の力」は、現在考えられているよりもずっと強いのかもしれない。(泉)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『心と体のほんとうの関係。』 大川隆法著

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幸福の科学出版 『ザ・ヒーリングパワー』 大川隆法著

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