軍事衝突の続くタイ・カンボジア 監視団要請で落ち着くか

2011.02.19

7日以降、いったんは静まっていたタイ・カンボジア間の国境問題でまた1516日と続いて衝突があった。両国とも、ともに相手側が先に攻撃をしかけたと主張している。

14日に開かれた国連安全保障理事会では、両国に対して、二国間での平和的な対話と恒久的な停戦を求め、カンボジアが要請した停戦監視団などの派遣は退けられている。これにより、カンボジアのフン・セン首相は、22日のジャカルタで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)緊急外相会議の場で、停戦合意の署名を目指し、停戦監視団の派遣も求める方針を17日、明らかにした。

だが、二国間協議での解決を主張するタイが、この停戦に応じる可能性は低いと見られている。

この先行きが見えないタイとカンボジアの衝突だけでなく、中東ではチュニジアに始まった民主化デモが広がり、東アジアでは中国と北朝鮮が軍拡を進め、アメリカが「世界の警察」をやめる気配を見せている――世界がカオス化する中で、日本にはリーダーシップを取って世界を導く義務があるはずだ。(吉)

【2月18日分ニュースクリップ一覧】

アメリカで強まる歳出削減路線 景気の底が抜ける?
中国、2025年までにステルス機200機配備
米トウモロコシ高騰で農地も高騰
フェイスブックでエジプト政変を導いた男のストーリー
中国68都市で新築住宅価格が上昇
コプト教会新党結成を準備


タグ:

「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
「ザ・リバティWeb」協賛金のご案内

YouTubeチャンネル「未来編集」最新動画



記事ランキング

ランキング一覧はこちら