日露が北方領土でもめる理由 ロシア在住のアナリスト・北野幸伯氏に聞く(上)

2016.12.14

国際関係アナリスト

北野 幸伯

プロフィール

(きたの・よしのり)1970年、長野県生まれ。モスクワ国際関係大学国際関係学部卒。カルムイキヤ自治共和国大統領顧問を務め、メールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」を創刊。著書に、『プーチン最後の聖戦』『日本自立のためのプーチン最強講義』(ともに集英社インターナショナル)など多数。

プーチン大統領の来日が迫っているが、期待されていた北方領土の返還はトーンダウンし、北方領土における「共同経済活動」を目指す方針が報じられている。本誌2017年1月号では、北方領土問題に関する日露の考え方の違いについて、ロシア在住の国際関係アナリストである北野幸伯氏に話を聞いた。誌幅の関係で紹介できなかった内容を本欄で2回に分けてお送りする。1回目は、北方領土問題の背景について。

◆                   ◆                 ◆

――ロシア人は、北方領土についてどうしたいと考えているのでしょうか。また、現実的にはどうなると考えますか。

まず、「ロシア人の領土観」について説明します。

ロシア人は、「固有の領土」という概念が理解できません。「領土は、戦争の結果、コロコロ変わる」という意識です。それはおそらく、ロシアの歴史と関係しています。

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